2月23日富士山の日に、富士市オンラインセミナー 先輩移住者が教える「私はこうやって理想の暮らしをはじめた」が開催されました。こちらは富士市シティプロモーション課移住定住推進室が主催し、オンラインでの参加者は71組と、多くの方が参加しました。
移住6年目のライター寺田が今回の様子を記事にまとめました。

最初に3組の先輩移住者が、移住のきっかけや現在の生活を写真を交えて紹介しました。

先輩移住者の体験談① テレワーク移住(移住1年目)

まず、移住1年目の金澤有沙さん。首都圏のIT企業に勤めており、コロナ禍でテレワークになったことをきっかけに移住を考え始めました。
移住者向けの補助金の条件が自身には当てはまらないことが多い中で、富士市の補助金は対象となることを知り、その後富士市を内見し移住を決断されました。
現在、移住前と同じ家賃で、それまでより広くさらに倉庫付きの物件に住まわれています。住環境が充実したことで、色んなことをやってみようという前向きな気持ちになられているといいます。

光熱費や車の維持費で以前よりお金がかかる部分があっても、「もっと早く移住すればよかった」と思えるほど現在の生活に満足されています。
自然環境も移住の決め手となったそうで、趣味の登山やキャンプも楽しんでいらっしゃいます。

先輩移住者の体験談② 富士山大好き移住(移住2年目)

2組目は移住2年目の田中建蔵さん・洋子さん夫婦。
お二人でお隣の富士宮市に旅行に来た際、富士山とその周りの雰囲気がとても気に入り、いつか富士山の見える場所で生活したいと思ったそうです。
実際移住を本格的に検討されてからはなんと半年で決断したという思い切りの良さですが、これは富士市がアクセスが良く、東京からも近いため「戻ろうと思えば戻れる」という精神的なハードルの低さもあったからといいます。
半年で決断したとはいえ、それまでに現地への下見だったり、他の候補地との比較であったり自分たちの思い描く居住場所に関して、お二人で軸を決め熟考し決断されています。


富士市のオンライン移住相談会にも参加し、そこで補助金や移住者への取り組みを知り、移住者を歓迎している雰囲気を感じたことも移住を決断した理由としてあげられています。
お二人の場合は、アクセスの良さ・景観・街の雰囲気が軸になっており、富士市はそこに当てはまったと言えます。

先輩移住者の体験談③ 子育て移住(移住3年目)

3組目は移住3年目のご家族で移住された神野あゆみさん。
ご主人の転勤で移住されましたが、その後ご家族のこれからを考え、戸建ての家を購入し定住を決断されました。その際いくつかの選択肢の中から富士市を選んだのは、希望の庭付き一戸建て住宅を建てるにあたり、他の候補地と比べ土地代が手頃であったことをあげられています。土地代を抑えた分、希望に沿った家を建てることができたそうです。

富士市には公園が多く、また、子供向けのイベントが多いのもあり、子育てもしやすい環境でお子さんとの生活をとても楽しんでいらっしゃいます。
「20年後もこの地で快適な暮らしができるだろうと思っている」という言葉がとても印象的でした。

【トークセッション】移住経験談をざっくばらんに意見交換

後半には3組でのトークセッションが行われ、より深く移住生活について話されました。

最初に、「移住前に不安だったこと、また大丈夫だったこと」をテーマに話しました。その中で、三組とも共通して車についての不安があったということをあげられましたが、実際車必須の生活になってみると、駐車場の広いお店が多いことなどもあり特に問題はなかったそうです。お子さんが小さい神野さんは荷物が必然的に多くなってくるので、その点でも車生活は利便性が良いと言えますし、車で1時間程で出かけられる場所も多く、行動範囲が広がった面もあるそうです。
田中さんは移住と共にご主人が転職をされていることから、地元企業への転職で移住者に対しての印象がどうなのかという不安もあったそうですが、特に問題なく働くことができているそうです。
また、神野さんは、お子さんの幼稚園入園に心配がありましたが、園選びや申請方法を案内する専門の保育コンシェルジュを利用したことでスムーズに入園できたという点もあげられました。

2つ目の質問、「富士市への移住を決めたポイント」については、3組ともアクセスの良さをあげられました。新幹線や高速道路を使用しすぐに首都圏に出られる富士市はとてもアクセスが良いと言えます。金澤さんは月1〜2回の東京までの通勤の際、新幹線で座って快適に過ごせているそうです。

3つ目の「理想と現実のギャップ」については、神野さんが、思っていた以上に自分から動かないとなかなか人間関係が広がらないという点をあげられましたが、これは「このみ会」という移住者向けのワークシェアを目的とするコミュニティに入ること等で人脈をつくり、自身の生活の幅を広げることができているそうです。

最後にこれから移住を考えている方へのメッセージとして、あまり重く考えず、思い切って移住してみるのも良いという声があがりました。「都心が嫌だから」というようなマイナスからのスタートで移住を決めるのではなく、移住後にこうなっていたいという前向きな気持ちで移住を決断することが大切だと、田中さんご夫婦がおっしゃっていて、それがその後の生活を楽しむ秘訣となっているのではないかと感じました。

このグラフィックレコード(文字やイラストを使って内容を記録する方法)は、このみ会ワーカーの日置 蓉子さんが作成しました。

アンケート回答者に豪華プレゼントあり!

今回のオンラインセミナーでは、アンケート回答者に豪華プレゼントがありました。
予想を超える回答があり、抽選で50人にご自宅で富士市を感じて頂けるセットをお送りしたそうです。
このことからも、富士市への移住についての関心の高さが伺えます。

オンラインセミナーにゲスト登壇された3組は、今の生活を本当に楽しんでいる様子で、私自身もこれから更にアンテナを張って富士市での生活を充実させていきたいなという気持ちになれました。
富士山に守られたこの地での生活のイメージがより膨らみ、移住を検討される方への大きなメッセージを含んだ時間となったのではないでしょうか。

セミナー当日に運営事務局に届いた質問にお答えします

「医療機関・公共交通機関は高齢者でも大丈夫ですか?クルマ無しです。」

(回答)
JR富士駅~富士市役所~吉原商店街周辺までの地域は、地形が平坦で、路線バスの本数が多く、病院やスーパーなどの施設が集積しているので、ご高齢の方が暮らしやすいエリアになっています。
なお、富士市は市域が広いため、地域ごとに地形や環境、利便性などが異なり、「暮らしやすさ」を感じるポイントも人それぞれですので、ご紹介したエリアのほかにも暮らしやすいと感じる地域があると思います。ご参考としていただけたら幸いです。

*最新のイベント情報**(画像をクリックして移動)

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この記事を書いた人

寺田(富士このみスタイル ライター)

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