移住者向け年末交流イベント「餅つき&お正月お飾りづくり体験」開催レポート
記事公開日:2025.2.10
2024年11月30日(土) 富士山がよく見える秋晴れのとても心地の良い日に富士市主催移住者向け年末交流イベント「餅つき&お正月お飾りづくり体験」が開催されました。
今回ご参加いただいたのは、ほんの一か月前に富士市に移住してきた2歳と4か月の男の子がいるTさんご家族。
これまでは、移住を検討している方々に参加していただいていたイベントですが、今回は富士市で初めて年末を迎える移住者ご家族と、先輩移住者や在住者が日本の伝統行事を体験しながら富士市の魅力と移住後の暮らしについて情報交換を行いました。
訪れたのは、富士市で農家を営まれており、これまでも富士市移住定住応援団としてご協力いただいているやまたか農場さん。
参加者が訪ねると、お庭ではすでにかまどに火が入れられモクモクと湯気を上げもち米が蒸し上げられていました。
みんなで餅つき体験!
挨拶や自己紹介を終えると、さっそく餅つきのやり方を教えていただきました。
子どもたちも普段目にすることのないかまど、臼や杵に興味津々です。
餅つきのコツは、時間が経てば経つほどもち米が固くなるので素早く作業を行うことです。まずはもち米を「こづく」という潰す作業を始めます。定期的に杵に水をつけてもち米がくっつかないようにします。
もち米が潰れてきたら、ペッタンペッタンとリズミカルにつき、滑らかにしていきました。お天気も良かったので餅をつく人の額には汗が光ります。
つきあがったお餅をこれまた素早く丸め、きな粉や醬油につけます。
つきたてのお餅はお米本来の甘さがしっかりとしていて本当に美味しくて、参加した皆さんは、きな粉やお醤油、あんこと味を変えながら飽きることなく食べてしまいます。
Tさんの2歳のお子さんはお餅を食べるのか今回が初めてということでしたが、ご両親が驚くほど食べていました。
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初めての餅つきの感想を伺ったところ「本当に美味しいです! 薪が燃えて、火の音ともち米の炊ける匂いがして」と五感から餅つきを満喫していました。
お昼ご飯
お昼ご飯はもちろんつきたてのお餅と焼き芋、そしてなんとやまたか農場さんの裏山で獲れたイノシシ肉の入ったイノシシ鍋! ジビエ独特のクセや匂いなどは全くなく、味の濃い豚肉のような味わいに「おかわり」が続出していました。富士市も山が近いところはイノシシやシカ、サルなどが良く見られます。
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そして、これまたやまたか農場さんで採れた爆裂種のトウモロコシを使ったポップコーン! フライパンの中でコーンがポンポン弾ける音に子どもたちが集まって、出来立てアツアツのポップコーンを次々に口に運びます。
ほんのり塩味が効いて香ばしいポップコーンに大人も顔がほころびました。
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お飾り作り
お昼ご飯を食べ終わると、次はお正月飾り作りです。
年神様をお迎えするお飾りは、藁をよって作ります。
まずは全ての基本となる「小輪飾り」
これは、普段お世話になっている水道などをはじめ床の間などに飾るものです。
先生がこともなげにスルスルと作り上げているのを見ながら挑戦しますが、皆さん苦戦します。全然藁がよれません。
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そこからレベルを上げて、神棚へ飾る「ゴボウ飾り」を作りました。小輪飾りと違って多くの藁をよって作ります。形が「ゴボウ」に似ていることからこの名前が付けられたと聞きました。
そして、最後は「玄関飾り」今までのお飾り作りで学んだ技術をすべて使った大きなお飾りを作りました。海老や鯛などの飾りを藁の中に差し込むことで一気に華やかに仕上げることが出来ました。これには参加者も大喜びで、お正月に会う親せきなどに「自分で作ったのよって言いたい!」と笑顔を見せていました。
年末年始などの伝統行事はその土地特有の文化が特に残されていると感じました。
参加者さんにインタビュー!
今回ご参加いただいたTさんご家族に、移住前と移住して1か月経つ今についてお話を聞かせていただきました。
以前は横浜にお住まいで東京でお仕事をされていたお二人は、2年前にお子さんが生まれたことをきっかけに移住を検討し始めたそうです。
「自然が多いところで子育てがしたい」ということで、様々な土地を検討している中で、静岡県が主催している「静岡県まるごと移住フェア」に参加して、富士市の担当者とお話をしたことがきっかけで、富士市への移住を決めたとのこと。
富士市を選んだ理由は何でしょうか?
自然が豊かで子育てがしやすそうだったことと、東京に新幹線で通勤可能だということです。
移住するにあたって不安なことはありましたか?
疑問や不安があった時に市の移住定住推進室の担当者にオンラインでしっかり相談に乗っていただけので、移住するときにはもう不安はありませんでした。
実際移住してきてどうですか?
現在夫婦共に育休中なので毎日のように、富士市の公園や子育て支援センターで家族そろって楽しんでいます。また、海や山が近くて自然が豊かで公園が広々としているところが、気に入っています。
移住してきて、戸惑ったことや大変だと感じたことはありますか?
子育て支援センターなどで子どもが他の子が使っているおもちゃを使いたかった時に、移住前のところではどちらかというと子どもに遠慮させようとしていましたが、こちらでは子どもにも「貸してって言ってごらん」と言うような方が多く、自分からコミュニケーションを取ろうとする人が多いと思いました。コミュニケーションの取り方が違うように思ったので慣れていきたいです。
富士市でこれからやりたいこと、挑戦したいことはありますか?
キャンプをしたいです!それからお庭でB.B.Qとか、これからたくさんしたいです
参加者の皆様より、イベントの感想
子どもがこんなにもお餅を食べるとは思っていませんでした。サツマイモも大好物になりました(この日やまたか農場さんの焼き芋もたくさん食べていました!)。子どもが火を見る機会もなかなかなかったので貴重な体験でした。とても楽しかったです。また機会があれば是非参加したいです。
体験イベント情報はこちらから!
「移住したい」「興味はあるけれど不安がある」そんな方も、体験と情報収集が一度にできるので、不安解消の糸口になるかもしれません。今回のようなイベントの情報は、富士市移住ポータルサイト「富士市移住コトハジメ」イベント情報から見ることができます。これからも移住に関するイベントを続々企画予定!ぜひチェックしてくださいね♪
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この記事を書いた人
秋山(富士このみスタイル ライター)
夫の仕事の都合で熊本県から富士市に移住。男の子2人の子育てをしながら、「ママの笑顔が世界を変える!」をモットーにママの笑顔を増やすライフコーチとしても活動中。富士市は公園が多彩で週末は家族で楽しんでいます。
*本事業は一般社団法人地域活性化センター『移住・定住・交流推進支援事業』の助成を利用しました
お問い合わせ・ご相談窓口
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