移住交流ツアー実施レポート(2019年7月27日)
記事公開日:2019.8.30
2019年7月27日に、地元の富士ママが企画・運営を担当する新しい試みとして、「日帰り移住交流ツアー」を開催しました。
ツアー当日は、「子育て情報、休日の過ごし方、おすすめの公園など、気になることを富士ママから聞こう!つながろう」をテーマに、富士ママおすすめスポットをバスで巡りました。
ツアーの様子は、富士ママによるレポートでお届けします。
【1】新富士駅から、最新の知育玩具が揃う富士市で一番新しい児童館へ
富士市役所に集合し、まず向かったのは新幹線の駅、新富士駅。
バスガイドさんは、過去にはNHK教育テレビの「いってみようやってみよう」のキャラクター「ぽっけ」役として、現在もアニメやゲームの声優として活躍する佐野かおりさん。結婚を機に富士市に移住してきた富士ママです。
「新富士駅から新幹線に乗れば東京まで約1時間で着きます。日帰りで遊びに行ったり、通勤や通学で利用したりする人もいるんですよ」という佐野さんのアナウンスを聞きながら、車窓越しに駅舎の外観を見学しました。
そしてバスは鷹岡地区を目指し一路、西へ。
バスを降りて歩くこと数分、入山瀬浅間神社の向かいにある「北西部児童館」が最初の見学スポットです。外観は神社の境内を意識し、落ち着いた色調でまとめられています。
施設内には地場産品である富士ひのきを利用したプレイルーム、図書コーナー、相談室などが設けられており、プレイルームには、クライミングウォールやトランポリンが設置されています。机上空間では、ブロック、おままごと、お手玉などで遊ぶ子どもたちの姿が見られ、この日は、夏休みの午前中ということもあり、おおよそ50人の親子連れで賑わっていました。
参加者からは「駐車場も完備しているので気軽に遊びに来ることができるのは、メリットだと思う。おもちゃも豊富で、子どもも楽しそうに遊んでいたのが印象的だった」という声をいただきました。
【2】移住者も集う、コミュニティースペースでのランチ交流会
バスは市内の中心部で多くの複合商業施設がある吉原地区を通り、2番目の目的地「mokurie Gallery(モクリエギャラリー)」へ向かいます。ローカル線の岳南電車「ジャトコ前駅」に程近い場所にあります。
ここは、住宅ハウスメーカーの1階にあるコミュニティースペース。
ハンドメイドの服飾雑貨の販売や「暮らしを豊かにするためのワークショップ」などのイベントを行っています。 地元の有機野菜や玄米雑穀をふんだんに使ったお弁当を食べながら、参加者と富士ママとで交流を深めていきました。
保育園への入りやすさ、ファミリーサポートセンターの利用方法、自動車の購入の有無など、子育てに関連する情報を共有していく上で、参加者の表情も自然と和やかになってきました。また、参加者同士でも、情報交換がはじまり、話に花が咲いていました。
食後には、富士ママがおすすめする地元で人気のデザート4品「竹取ロール、サイダーかん、スイーツがんも、フルーツミックス」を試食しながら、4人の富士ママによるパネルディスカッションを開催しました。
富士市に引っ越してきて驚いたことや予想外だった出来事を、参加者へと共有していきます。
「自然が豊かで温暖な気候に恵まれており、温厚な方が多い」
「特色豊かな児童館が多いので、子ども遊ぶ場所に困らない」
など、子育てのしやすい街であることを実感しつつも、
「交通事故が多いので、子どもが心配」
「美術館など、子どもと学習できる施設が少ない」
といった悩みも挙げられました。
最後は「子育てをする上で、どのエリアが一番適しているか」という参加者からの質問に対して、特色を上げながら、理想のエリアを絞り込んでいきました。
【3】地場産業の《紙》をアピール!紙バンドを使ったストラップ作り
次に向うのは、富士市役所の北側に位置する「ALTANA CAFE(アルタナカフェ)」です。ここは「第一建設株式会社」が運営する本棚のあるカフェで、アートギャラリーやフードなどが楽しめるほか、五感に響く多種多様なイベントや講座が定期開催されています。
この場所では、紙のまち富士市で製造された紙バンドを使用し、富士山の形をした麦わら帽子のストラップを作りました。
講師は、紙バンドの指導歴10年の渡邉先生。参加者は、ストラップへの装飾や富士山のタグを紐に通すワークを行いました。
「紙バンドからできるストラップを初めて見ました。今度は子どもと一緒に参加してみたいです。」
「他の種類のストラップも作ってみたいです。」と、より紙を身近に感じられる機会となりました。
女の子が手にする「紙バンド」。
これは、1本1本の紙ひもをのり付けした帯状の素材 で米袋用の縛りひもが始まりと言われています。
【4】富士市を一望しながら一日を振り返る
ツアーの最後は、市役所屋上のふじさんてらす「Mierula(ミエルラ)」へ。
ここは富士市役所を中心として360度の市内を眺望でき、雄大な富士山の広がりを見ることができます。
当日は一年で一番富士山が見えない7月ということもあって、富士山の裾野のみ仰ぐことができました。
ツアー終了後のアンケートからは
「ネットでは聞けないリアルな声を聞くことができて良かった」
「知らない施設やお店を知ることができ、参考になりました」
「オシャレで新しい施設がたくさんあることを知って、関東に比べると田舎とは言え、全然古くなく新しい街なんだなと思いました」
などの感想が聞かれました。
また、
「子どもを皆さんに見ていただけて助かりました」
「子どもが小さくご迷惑をおかけしましたが、大変良くしていただきありがとうございました」
と、見守り託児への感謝の言葉もいただきました。
日帰り移住交流ツアーを通して、より具体的な富士市での生活を知ることができたようです。
遠路はるばるご参加いただいた皆さん、ありがとうございました!
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