コトハジメな人
2024.4.30
~移住を機に新たな一歩を~ 起業で自分らしい働き方を
富士市 移住定住推進室です。今回は、2023年に東京から富士市へ移住された後、個人事業主として起業をした若月さんにお話を伺いました。若月さんご家族が移住を考えた背景や、富士市移住後に起業し、感じられたことについて、お聞きしています。
移住を考え始めたきっかけは何ですか?
コロナ渦で自宅で過ごす時間が増え、都内の賃貸住宅を窮屈に感じ、家賃もとても高いことが不満でした。
そのため購入を考えて物件を探し始めましたが、都内や周辺都市では築30年の中古マンションでも相場は5000万程。そこで、「夫の地元である富士市なら、新築一戸建てで広い家に住める!」という話になり、富士市への移住とマイホーム購入に至りました。
また、夫の両親の近くに住んだほうがお互いに安心であること、というのも理由の一つです。
実際に富士市で暮らしてみて、印象はいかがでしょうか
まず、夢の一戸建てに住み始めてから、家の空間が広がることで、心のゆとりが生まれました。家族の関係も良くなり、お互いに程よい距離感で、それぞれが自分の時間も持てるようになりました。高校生の娘も、自分の部屋が出来てとても喜んでいます。
富士市の印象としては、「おだやか」「のんびり」過ごせるまちというイメージです。東京の建物だらけの環境と比べ、富士市は自然が多く、自分にも家族にも合っていると感じました。そして、心のゆとりから「自分のスキルを活かしてこの地で開業をしたい」と思えるようになりました。東京は人口が多いけれど、起業をするにはライバルも多い。そしてお店を開こうにも場所が限られてしまうため、難しいと感じていました。富士市は起業を応援をしてくれる人が多く、様々な支援制度もあり、「一歩踏み出そう!」と決心することができました。
若月さんのお仕事について教えてください
「心地よく暮らせる人を増やしたい」というコンセプトのもと、
・リラックスのためのハンドケア
・ネイリストとして、セルフネイル講座の講師(ネイルのやり方のコツ)
・コーチングの資格も持っているので、お話を通してお客様の心を軽くしていく
といったお仕事をしています。
▼お仕事の様子を再現していただきました
起業やお仕事で苦労したことを教えてください
知り合いがいない、地域のことを全く知らない状態からの起業だったので、何から始めたらよいのか分からず、一歩を踏み出すまでが大変に感じました。しかし、自分で市のホームページなどいろいろ調べていくうちにシェアオフィスの存在を知り、「リトルエル」というコワーキングスペースで出店をすることに。入り込んでしまえば、みなさんあたたかく迎え入れてくださり、起業支援に関する情報を教えてもらいました。(富士市内のコワーキングスペースについてはこちら)
起業にあたり、どのような支援を受けましたか?
コワーキングスペースやお試し出店スペースで情報を得たり、市役所で起業支援に関するお役立ち情報を丁寧に教えてもらいました。市職員に相談にのってもらえたことは心細い移住者にとって、とてもありがたいと思います。商店街でのお試し出店についても、トライアルブース利用料が500円/1日で、気軽に出店することができ、申込もスムーズにすることができました。(※令和5年度事業の空き店舗等活用促進事業「紙内田ビル_for now」を利用。すでに終了しています。)
また、起業の支援とは別に、富士市移住就業支援補助金も申請し、新生活をスタートする際、心強かったです。
(「富士市移住就業支援補助金」についてはこちら)
地域とのつながりはできましたか?
富士市内のコワーキングスペースの利用やお試し出店を通して、同じ起業仲間が出来ました。そして仲間の活動を知ることで、「こういうことをやっているんだ」「自分にも取り入れられそう」と、新しいアイディアのヒントをもらい、良い刺激を受けることができました。お試し出店スペースは吉原商店街の中にあったのですが、商店街の方々がとても協力的で、ポスターやチラシもいろいろなお店で置いてくださりとてもありがたかったです。地域全体で受け入れてくださる、応援してくださると感じました。
同世代の女性とのつながりはできましたか?
「富士市のことをさらに知って、地域に溶け込みたい」という思いから、富士市 移住定住推進室に相談したところ、「富士このみスタイル」の取り組みを紹介してもらいました。ワークシェアをする団体「このみ会」に入会し、スキルアップセミナーに参加したり、ワークシェアではオンライン移住相談会のゲストスピーカーとしてお仕事をしました。このみ会メンバーと交流することで、新たな出会いからつながりができ、個人事業主としても視野が広がって学ぶことも多いです。(富士このみスタイルについてはこちらをクリック!)
▼「このみ会」ワークシェアで、オンライン移住相談会のゲストスピーカーをした時の様子
(相談会の様子は、画像をクリックして移動)
休日はどんな過ごし方をされていますか?
家族と一緒に自然がある場所(富士山周辺、海、川)へ、車で出かけることが多いです。
移住してからは、富士市から少し足を伸ばして富士山周辺の湖や牧場へ行きましたが、家族みんなでのびのび休日を過ごすことができています。また、富士市には新幹線の駅「新富士駅」があって東京へもすぐ行けてしまうので、遊びに行ったり、娘のお友達が泊りに来たりすることもあります。
最後に、「移住×起業」を検討している方に向けて経験者としてのメッセージをお願いします
富士市はとても起業・開業しやすいまちだと感じています。自分がやりたいと思ってやるなら、思いきってぜひチャレンジしてほしい。
簡単ではないこともあると思うけれども、自分の本心を大切に、あきらめずに頑張ってほしいです。
やるぞ!と一歩踏み出して動いてしまえば、自分次第だと思います。
「富士市は自分の夢をあきらめずにチャレンジする人を、受け入れてくれるまち」同じ起業仲間も多いです。一緒に頑張りましょう!
移住定住推進室より移住を検討している皆様へ
富士市は、毎月、オンラインや対面の移住の相談会を行っています。
平日ご希望の方は、問い合わせフォームからお申し込みください。
また、富士市への移住をイメージしていただけるような移住体験イベントも開催しています。最新の情報はこちらからご確認ください。
★☆★移住にまつわる補助金や、起業支援については、こちらからご確認ください★☆★
お問い合わせ・ご相談窓口
富士市役所 総務部
シティプロモーション課 移住定住推進室〒417-8601
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営業時間 9:00 – 17:00(平日)